自己紹介が終わって、また皆はマンガを読みだしたり、携帯を弄ったりしていた。
私は、どうしていいのかわからず、その場に突っ立っていた。
「日和もこっちにおいでよ!」
そう声をかけてきてくれたのは、結衣ちゃんだ。
茶髪の綺麗なストレートな髪に、とても同い年に見えない大人っぽい雰囲気。
「おい!結衣、日和をイジメんじゃねぇよ?」
真壁さんは、そう言ってクスッと笑った。
「イジメるわけないじゃん」
結衣ちゃんは、そう言ってケラケラ笑ってた。
私は結衣ちゃんに言われたように、結衣ちゃんと樹里ちゃんの傍に行き腰を下ろす。
それから、どこの中学?とか、彼氏はいるの?とか、家はどの辺?とか質問攻めにあった。



