【先生×生徒シリーズ】あの日、僕等が見ていた空




お兄ちゃんは、私の後ろに回り、腰を掴んできた。


その瞬間、脳天を突き抜けるような衝撃に襲われた。



「…………ッ!」



私の背後からは、お兄ちゃんの激しい息遣いが聞こえてくる。


快楽のためじゃない。


全てを壊した代償のためだけに抱かれる。


私は我慢しなければいけない。


早く終わって欲しい。


ただただ、お兄ちゃんに抱かれながらそう心の中で思っていた。