レースのカーテン越しから外を見ていると、部屋のドアが開く音がした。 ゆっくり振り返ると、昨日と同じように無表情のお兄ちゃんが立っていた。 「おかえりなさい……」 そう言った私を無視して、お兄ちゃんは部屋に入って来る。 「脱げよ」 お兄ちゃんは、静かに、でも威圧的にそう言い放つ。 私はパジャマ代わりに着ていたキャミソールをゆっくり脱いだ。 下着も全て脱いでいく。 お兄ちゃんは、生まれたままの姿になった私の腕を掴むと、そのままベッドに押し倒した。