【先生×生徒シリーズ】あの日、僕等が見ていた空





「……ゴメンなさい」



お兄ちゃんに謝るしか出来なくて……。



「ゴメンなさい……」



何度も何度も謝った。



「謝れば済むと思ってんの?人の夢を壊して、親を殺して、なぁ?」



お兄ちゃんの手が私の両肩を掴む。


力強く掴まれた両肩に痛みが走り、顔が歪む。



「なぁ?何とか言えよ!」



私の肩を揺さぶる。


ギシギシとベッドが揺れ、私の体がバウンドする。


何も言えなかった……。


ただ、叫ぶお兄ちゃんを見ることしか出来なかった……。