「好きな女と一緒にいたいとか、結婚したいって思うのは普通だろ?」
「そうです、けど……。でも先生はガキには興味がないと……」
「あぁ、興味ねぇよ」
「じゃあ、何で?」
「ガキには興味ねぇよ。
でもな俺は水沢日和って女には興味があんだよ。
その女がたまたま15歳だったってだけで……。
仕方ねぇだろ?好きになってしまったんだから……。
俺だって悩んだんだ。
10も年下のしかも中学生を好きになったことをな。
でも悩めば悩むほど、日和への気持ちが大きくなっていって……」
「先生……」
ブワッと涙が溢れる。
涙で先生の顔が歪んで見えない。



