次の日――。 1分の狂いもなく、いつものように鳴り響く目覚まし時計で目が覚めた。 モソモソとベッドから這い出す。 部屋のドアを開け、ダイニングに出る。 昨日と同じで、ダイニングは凄く静かで……。 この時間ならお兄ちゃんはもう起きていて、お兄ちゃんの部屋からテレビの音が聞こえてるはずだ。 なのに今日は、それが聞こえない。 まだ起きてないなんて珍しいな。 お兄ちゃんの部屋の前に立って、ノックしようかどうしようか迷っている自分がいて……。 手を出しては引っ込め、引っ込めては手を出していた。