【先生×生徒シリーズ】あの日、僕等が見ていた空





「日和?もう大丈夫だからな」



先生が笑顔でそう言ってきた。



「ゴメン、なさい……。私のセイで……」



ゴメンなさい、ゴメンなさい……。


皆に謝ることしか出来ない。


私のセイで皆にも先生にも迷惑かけた。



「別に日和のセイじゃねぇよ」


「そうだよ」


「おう!気にするな」



男の子たちが口々にそう言ってくれる。



「でも、私のセイで……」



申し訳ない気持ちがいっぱいで“ポタポタ”と涙が零れ落ちた。