「日和?もう大丈夫だからな」 先生が笑顔でそう言ってきた。 「ゴメン、なさい……。私のセイで……」 ゴメンなさい、ゴメンなさい……。 皆に謝ることしか出来ない。 私のセイで皆にも先生にも迷惑かけた。 「別に日和のセイじゃねぇよ」 「そうだよ」 「おう!気にするな」 男の子たちが口々にそう言ってくれる。 「でも、私のセイで……」 申し訳ない気持ちがいっぱいで“ポタポタ”と涙が零れ落ちた。