「犯罪者の娘のくせに、こーんなイケメンに愛想を振りまいて……」
マイはそこまで言って、鞄から携帯を取り出すと、あの画像を私に見せてきた。
「水沢?彼がアンタの親が起こした事故の犠牲者になって、私が今までどんだけ苦しんだかわかる?」
マイはそう言って私を睨みつけてきた。
「それなのにアンタは……」
「違うのマイ……私は……」
知らなかったの。
両親が起こした事故の被害者がマイの彼氏だったってことを……。
この前、初めて知ったの。
「ねぇ、水沢?悪いことをしたら罰を受けるのが当たり前でしょ?水沢の親は私の大切な人を奪ったんだもん。でもアンタの親は死んじゃったから娘である水沢が罪を償うのが当然ってもんじゃない?」
マイはお兄ちゃんと同じとを私にイってきた。
全てを壊した代償は償わないといけない……。



