【先生×生徒シリーズ】あの日、僕等が見ていた空




マイとの約束の時間に間に合わなかったら、何されるかわからない。


私は必死に走った。


時計もなく携帯も持ってない私は、何時に○○公園に着いたかわからなかったけど、公園にある時計は19時5分前を指していた。


間に合った……。


走って上がった息を整え、公園の中に入る。


マイはどこにいるんだろう……。


街灯の光だけが照らされ、子供たちの声もしない誰もいない公園。


辺りを見渡すけど、マイの姿は見えない。


何なの?自分から来いって言ったくせに!


帰ろうと思ったけど、でも私が帰った後に来るかもしれない……。


そう思うと帰れず、私はベンチに腰を下ろした。