「だからさぁ、死にてぇなら勝手に死ねよ」 先生の冷たい言葉が胸を突き刺す。 先生の言葉で突き刺された胸からは見えない血がドロドロと流れ落ちていく。 「先生……ゴメン、なさい……」 先生は天井を見つめたまま何も言わない。 先生……先生……。 「ゴメン、なさい……ゴメンなさい……」 小さい子供のように声を上げて泣き叫ぶ私。 その時、フワッと香る甘い香り。 体をまとう強い力と温もり。 気付くと、私は先生に抱きしめられていた……。