【先生×生徒シリーズ】あの日、僕等が見ていた空





「日和?」



声がする方に目をやると、先生の顔が見えた。


先生が私に馬乗りになり、私の顔を上から見ている。



「先生……」



先生が私の首にゆっくり手をかけていく。



「……せん、せ」



先生は何も言わず、私の首に手をかけ……。


そして、ゆっくりと手に力を入れていく。


苦しさで顔が歪む。


目を閉じる。


あと少し……あと少しで、私は楽になれるんだ……。


目尻から流れる涙。


空を飛んでるような感覚に陥っていく……。