「はい?」 「お願い!ねぇ、先生?私を殺して!」 私は先生の腕を掴んで、すがるようにそう言った。 「お前、正気か?」 「正気だよ。だから、お願い……。だって私の願いを叶えてくれるんでしょ?ねぇ……」 先生の腕を掴みながら項垂れる私。 “ポタポタ――” 床に涙が落ちていく。 「先生……お願い……」 その時、私の目に白い天井が映った。