先生はパソコン、私は宿題。 先生と私の間には会話がない。 この空間には、パソコンのキーボードを叩く音と時計の音だけが響いている。 宿題をやりながら私の頭にあったのは、新学期が始まった日のこと。 あの日、トイレで聞いたユカの言葉が頭から離れない。 両親が起こした事故の被害者がマイの彼氏だった――。 私は周りの人間をどこまで地獄に落とせば気が済むんだろう……。 どうして私は……。