ドリンクバーコーナーから戻って来た先生は、私の前にオレンジジュースの入ったグラスを置いた。 前と同じ。 「ありがとう、ございます……」 先生にお礼を言って、ストローを刺してオレンジジュースを一口飲む。 「なぁ、日和?」 「はい」 「もう遠慮はなしな」 先生を見る。 「俺、言いたいことはハッキリ言う性格だから、もし日和と飯を食いに行きたくないと思ったら誘わないし」 「先生……」 「まぁ、前回も今回もちょっと強引なところがあったかもしんねぇけどな」 先生はそう言ってクスッと笑った。