マンションの表玄関の前で止まった車。 その運転席に先生の姿が見える。 助手席の窓が開いた。 「乗れよ」 先生の言葉に私は助手席のドアを開けて乗る。 男性の車に乗ったは生まれて初めて。 マリン系の芳香剤が鼻を掠める。 隣にいるのはガキに興味がない塾の先生。 彼氏でも何でもない。 ただの先生。 でも胸がドキドキしていて……。 恥ずかしくて先生の方を見れない。