ケータイの画像をみせて幸せそうに笑うゆかりにおもわずこっちまで笑顔になる。 「いいなぁ・・・彼氏・・。」 「なに?紗耶乃がそんなこといいだすんて珍しいじゃん。」 「そんなことないけど・・・。」 「風見先輩とつきあっちゃえば?」 「なっに・・・?いってんの!?」 私はあせって筆箱を落としてしまった。 「だってー抱きしめられたんでしょ?そんなの紗耶乃に興味なかったらしないでしょ?」 「そうなの?」 「はぁ・・・まったく、鈍感ね」 「うっ・・・・。」