「そっか、そっかぁ。よかったじゃん紗耶乃。」 「えへへ。」 「今日は風見先輩とデートだねっ。」 「そんなっデートってほどじゃ……」 「あっちはそう思ってるかも」 「えっ?」 ゆかりは教室の前のドアを指差した。