「お礼・・・・ですか?」








「ああ。3つ・・・お願い聞いてくれたら 許してやる」






「3つ・・・ですか」





「ああ」




「わかりました!そんなことでいいんですか?」




「そんなこと・・・?」




「はいっ」




「お前の中でそんなことですむかな」



フフッと笑った先輩の声は最後まで聞こえなかった




「くしゅん」



私の大きなくしゃみで・・・・。









「あーもー お前もびしょぬれじゃん。どーすんの?」





「あっいいんです。帰れますから」




「はぁ・・・・送ってく」




「えぇ!?いいです!悪いです」




「いいから」




「えっ!?風見先輩!?」







先輩は私をおいてロッカールームを出て行った。







「先輩が送ってくれる・・・・」






なーんてひとり感動にひたってたら・・・・。





「市原!おいてくぞ」




って怒鳴られた・・・・・・。