インターホンに手を伸ばす


「ピンポーン」

と鳴り響くチャイム


バッ!!
「華音っ?!」

勢い良くドアが開いたかと思うと
勇作が飛び出してきた。


「びっくりするじゃん!!」

「ごめん、ごめん、待ちきれなくて…」

裸足で飛び出してきた勇作。
バカみたいで、でも少し可愛くて

あたしは小さく笑った。


「…何?」

「なんでもないよ♪


はい、これ…
誕生日おめでとう。」


「ありがとう^^」

勇作はニコッと笑う。



「ねぇ…勇作」

「ん、何?」