勇作の手があたしの髪をなでた・・


「仕事が忙しい親に迷惑かけないように、熱がでても、体調が悪くなって苦しくても…言わなかったんだろ?」



勇作は気づいてた…
やっぱり、気づいていたんだ。


あたしは何も言えず 下を向く


「……だからって、もう我慢するなよ」


・・・



「俺が華音を守るから。」


この言葉にあたしの胸はキュンッとなって、また顔を上げ、勇作を見た。


そしたら勇作は、
ニコッと、優しく笑った。