もう目の前には
自分の家が見えている


「キャッ!!」

……ドサッ


足に力がはいらなくなって
転んでしまった


「ぁぁ…もぅ…っ…」


冷たい雨が体中にあたって
更に冷えていく

大きな音が周りに響き渡る

「……っ…ぅ…」

辛さで涙が出てきた____





「華音…!!!」

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あたしの記憶は

ここまでだった