……

「…んぅ…」

あたしはあまりの頭痛と
気持ち悪さで目を覚ました


めちゃくちゃ頭が痛くて
動かなくてもクラクラする


重たいまぶたをうっすら開くと

まだ真っ暗
ということは、まだ夜中。


とにかく熱を測ろうと

ベットのすぐ横にある棚から
手探りで体温計を探した


それらしき物をつかんで、
体温計を脇に挟んだ。

「…コホッ、コホッ…」

……うぁぁ…気持ち悪い…
何なのこの感じ


ピピピッ…

体温計を脇から取って、
熱を確かめた

「39.2」


うそ…

滅多に高熱を出さないあたしは
正直焦った


…でも、まだ夜中だし
とにかく寝てよう


そうしてまた目を閉じた。