んん…何か暑いよ…んもぅ何これ…んやぁっ!
「いってぇ…」
ん…?今勇作の声・・・誰?


ゆっくり目を開けて…体を起こした。
そこは自分の部屋で、あたしはベットの上にいた。勇作も居ない。


「おいっ」
「ひゃっ!」

ゆゆ勇作?!


「お前蹴るなよ…寝相わりぃーな」
「えっ??」
「えじゃねーよ!!
俺、お前に蹴られて ベットから落ちたんだよ!」


・・あっあたし、やっぱ勇作蹴っちゃったんだ…
「ごめん!勇作…」
「…」

えっもしかして、怒っちゃった?


ドンッ

「ぅわぁっ!!…なに?!」

勇作が、あたしの両脇に手をついてきた。
何か…段々、顔が近づいてるような・・・

「なな何?!…」
「・・・」

もぉぉぉ!!何か言ってよ!


「ゆ…ゆうさく?」
「明日あるお祭りで、華音も来てくれたら許してあげる。」
「はぃ…?何であたしが」
「まぁ正確に言うと、華音がお化け屋敷に入ったら…だな。」


ハーーーー?ナニソレ…

「えっやだよ!!!」
「いやならいいよ…別に。」


少しニヤニヤしながら勇作が言ってくる


「えっ?いい…の?」


今の勇作が、何を考えてるのか、さっぱりわからない・・









「キスしてくれるなら。」