あたしは、勇作から貰った
ジュースを飲まずに、


ずっと下を向いていた。


……だって
泣き顔なんて見られたくないから。





「…何、フタ開けれねぇの?
貸して…」



俺が、華音の握っているジュースを
取ろうとしたら



「ぃぃ….っ…んグッ…」




………泣いてる?




やだ…やだ…気づかれたくない

泣き顔なんて…





(ギュッ)



「ふぇっ!?…////」



勇作が抱きしめてきた。



「ゆぅ….くるしっ…///」

「どうした?」


勇作が、優しい声で
問いかけてくる…




またその声に


安心して


涙が溢れ出す