「もしもし?」

「あ、華音?
実はさ………………」





「ぁ……ぅん」




「ごめんね。

また休みができたらさ



………………



よろしく。」



「大丈夫だよ


仕事だから…しょうがないょ。


………………





ぅん、ばいばい。」




携帯の電源を落として、

「はぁ…」

ため息をついた。



「…っ冷た」

左を見ると、
右手にジュース、左手にビニール袋を持
っている勇作がいた。


「ん。飲む?」

「ぅん、ありがと…。」



何かわかんないけど

勇作が隣に居てくれるだけで

安心して


……涙がでてくるよ