アイスコーヒーとレモンティーが運ばれてきた。 莉乃は1口だけ飲むと真剣な面持ちで話しかけてきた。 「………、陽斗と連絡取ってないって、本当なの?」 あたしが予想していた話だった。 『まぁ、ね。』 陽斗と連絡取っていないのは、事実だ。 原因はわからない。 「どうして?いつから?」 『…、冬休み終わってから。』 「え? ~…っ、去年の話じゃない!今もう9月よ!?」 何があったのか話しなさい、と怒ったように言ってくるから、あたしは言わざるを得なかった。