「椎菜!久しぶり!」 少し髪が伸びている。 やっぱり大人に見える莉乃は綺麗だった。 『莉乃。…綺麗になっちゃってる』 思ったことを素直に打ち明けてしまったあたし。 普通は喜ぶとこだろうに、盛大にため息をついた莉乃。 「あんたに言われたくないわよ。」 なぜか怒られるあたし。 「あ、ごめん。怒りに来たわけじゃないのよ?」 そうだ。莉乃は話があるって言ってたからあたしは会いに来た。