ぴゅあ、らぶ。




ばたんとドアがしまると、私は思わず両手で頬を包んだ。



……やっぱりこれって、そうなるのかな。



でもこれは、私の中では練習。だから違うもん。



そう言い聞かせながら、目的地に向かって歩いていたけれど、それに反するように心臓はドキドキと大きく動いていた。



───皆との集合場所は、駅となっていた。



時間に余裕があると思って目的地まで歩いて来たのだけど、予定より遅くに着いてしまった。



だけど、みほちゃんやその二人はどこにも見当たらない。



集合は九時半、左に着いてある腕時計を見ると10分を指していた。



遅いといっても20分前だから、まだ個々には居ないよね。



早く来すぎちゃったかな……でも遅刻だけはしたくなかったんだ。




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