断ろうとした瞬間、両手を合わせるみほちゃん。 「さくちゃん、お願いっ!」 「みほちゃん……」 断るのもOKするのも、どっちにしてもみほちゃんに悪い気がする。 でも…手を合わせるみほちゃんを見て言えなかった。 それに、私のせいでその話が無くなるのは嫌だ。 だから私は「……うん」とゆっくり頷いた。 「ありがとうっ!」 ふわっと笑うみほちゃんに、かばっと抱き寄せられる。 「わぁ……っ」 ――これで、良かったんだよね。 ふんわりと抱き締められながら、私はそう思った。 .