頼んでから数分してパフェはやって来た。
スラッとした男の人は、二つパフェを置く。
その光景を、ちらほらいる人が注目して見ていた。
きっとこの人が、芸能人みたいに輝いていてかっこいい人だからだと思う。
「ミルクティーパフェになります。」
その男の人は、落ち着いた声でそう言うと、伝票を置いてキッチンへと戻って行った。
「かっこいいよね……」
「うん」
そう言いながら、私の目はミルクティーパフェにいっていた。
「みほちゃん、食べていい?」
スプーンを手に取りながら、みほちゃんに許可を得る。
「うん、食べて!美味しいよ」
「うん」
そう一言を告げると、私は勢い良く口に入れた。
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