「なんか、さくちゃんと学校以外で喋るなんて変な感じ」 右側に置いてあるメニューを取りながら、照れ臭そうにそう言う。 「うん、そうだね」 「何のパフェにする?」 みほちゃんは、メニューを開いて置くと二人でのぞき込んだ。 こういう何気ないことも、私にとっては初めてで、とってもドキドキする。 ……うーん、どれにしよう? そう考えるほど、パフェのメニューは豊富だった。 「決まった?」 そう言うみほちゃんに、私は頷く。 迷った挙げ句、みほちゃんと一緒にしようと心の中で決めた。 .