再び椅子に座ると、膝の上みーちゃんを乗せた。 「にゃーあ」 まるで、ふわふわしたクッションみたい。 みーちゃんは、二つの目をゆっくりと閉じている。 私は、白くて綺麗な毛に触れた。 わあ、やっぱ落ち着くなぁ……。 そう思いながら、みーちゃんを撫で続ける。 「みーちゃん、私って馬鹿なのかな?」 ……あの男の人にもう一度会えるって信じているなんて。 いつの間にか、そう、みーちゃんに話しかけていた。 .