~蝶鈴I~

「あ~ぁ…メガネが~」


私の言葉を聞いていた香菜が、怪しい笑みを浮かべた。


うわっ、何か嫌な予感…。


「はい。タオル」


「ありがとう」


それが香菜の罠とは知らず、メガネをはずしてしまった。


気付いたときには、時もう遅く、みんなにバッチリ見られてしまった。