~蝶鈴I~

「「香菜!?」」


あっ、輝とハモった。


って、何で香菜が!?


この時間なら、まだ学校のはずじゃ…。


「私はそこまで悪くない!」


悪かったじゃん!とは言えない。


だって、人の事言えないし。


「じゃぁ、どうだったんだよ」


輝の言葉を聞くと、香菜はかばんから携帯を取り出した。