~蝶鈴I~

なんて思っていると、勢いよく扉が開いた。


…扉壊れるんじゃない?


ちょっと古いっぽいし。


「准也!もっと静かに入れ」


「わりぃ…全然こないから探してたんだよ」


あれ?


この顔と声…。


「准也!?」


「お?…姫華!?」


「…知り合いか?」


「うん」


知り合いって言うより……。


…なんだろ?


友達?


え、友達でいいのかな?