「ん?翼と准也?そんなところでなに立ち止まってんだ?ホームルーム始めるぞ?」


「達也さん。姫華が来てないんですが…」


「あ~。あいつなら休みだ」


休み?


何でだ?


昨日電話した時は何も言ってなかったぞ?


その疑問だけが、頭を埋め尽くす。


「俺たちなにも聞いてません!」


准也が叫ぶ。


それは俺も同感だ。


「昨日聞いたみたいだし…、あいつも知らなかったと思うよ?」


ん?


今…何かひっかかった…。