「この格好…久しぶりだな…」


蝶と鈴が描かれたパーカにハーフパンツ。


この服は、蝶華の総長をしていたときに着ていたもの。


辞めてからは着てなかったから。


…仕事もなかったしね。


今はこれしかないから仕方ない。


次までには新しいのを準備しておこう。


この服装だと、いつ正体がバレるかわからないし。


「お嬢様。お時間です」


「今行く」


すぅ…ふぅ…。


…よし、ここを出たら若頭の姫華だ。


「待たせたな。行くぞ」


「はい」


さぁ、楽しい組み潰しの時間だ。