~蝶鈴I~

「あ…」


「どうした?」


俺は輝の見てる方を見た。


そこには…。


「あの…離してもらえますか?」


姫華が男に手をつかまれていた。


姫華も離してと、振りほどこうとしているが、男の力には適わないんだろう。


それいいことに、男はだんだん姫華との距離を縮めていっている。


ーイラッ


何かムカつく。


「やめて下さいっ!」


「い〜や♪♪そんなに嫌がらなくてもいいじゃん。それとも演技?♪♪」


あー!


ムカつく!!!













あいつに、姫華に触れていいのは俺だけなんだよ!!!!