~蝶鈴I~

“終わった”?


それに、あの笑み…。


「急いでるから。まったね~!」


そう言って姫華は、走って行ってしまった。


「おい…。おかしくないか?」


「……悠斗は分かったかもしれない。…戻るぞ」


「ああ!」


こうして俺たちは屋上に戻った。