~蝶鈴I~

「さぁ?」


私が潰しました。


…何て言えないし。


「輝、屋上行かない?」


「ん」


教室にいてもすることはないし。


何より居心地がね。


輝と2人で教室を出て屋上に向かっていると。


「「桐谷さん!水龍さん!おはようございます!」」


うわっ!!


ビックリした…。


挨拶をしてくれたのはこの学園に通う1年生。


水龍の姫と認めれてくれたのか、こうして挨拶をしてくれるようになった。


イジメと引き換えに。


おかげで水龍は怪しんでますがね。