~蝶鈴I~

よしっ、行くか!


勢いよく扉を開けると、中にいた男たちが一斉にこっちを見る。


私の姿を確認すると、その顔はより一層怖いものとなる。


「あぁ?何だ?てめぇ」


「別に?ただ…あんたらを倒しに来たもので〜す」


私は低い声で言った。


その言葉にすごい殺気が向けられる。


ふむ、こんなもんか。


これなら一般人でも倒れないんじゃない?


「はぁ?!何言ってんだ?」


何言ってんだ…か。


そのままの意味なんだけどね。