~蝶鈴I~

「ありがとう…」


私は精いっぱいの気持ちで伝えた。


本当に嬉しかった。


組ではなく、〝私〟を見てくれる人がここにもいたっ。


「…あ、私、寮に戻らないとだめだから…戻るね?」


「分かった。たまには倉庫にもこいよ」


そっか…。


あれ以来、行ってないもんね~。


「りょーかい!」


そう言って、私は屋上を後にした。