双子の御子




上に跳ねたのなら、当然落ちる感覚もあるだろうと覚悟した私は、重力とは関係なく本気で背にしがみついた

このスピードならジェットコースターのような落下になるはず

が。落ちる感覚がしない。跳ねた時の重力も、もぉない

不思議に思い目を開けて確かめてみると

なんと!

空を飛んでいたのでした。

「マジ……?」

『驚いた?』

「絶句してます。…つか、ムカつく。」

跳ねる前に一言あってもよくね?

つか、飛べるならそぉ言うべきじゃね?

それに、こんにゃろう笑ってるし。背中にいるけどわかる。ニヤニヤしてる

またも、ムカ

『え!?なんで??』

「自分の胸に聞け。」

投げやりな言葉のあと、回りを見渡してみた