"ありがとう"

「おぅ 一々お辞儀とか面倒だろ
手配人呼んだのにおっせぇーな」

(ありがとうはお辞儀しかないでしょw
手配人なんて呼んだの!?)

「じゃあ 手話教えろよ
車なきゃ荷物持って行けねぇだろ」

(確かに でも,悪いよ)

「俺が良かったから良いよ」

クシャっと笑顔にドキッとした

その顔に見惚れてた

「やっと来た」

えっ?

気づいたには 目の前に

お金持ちが乗る車があった

そこでおりて来たのは

若い 男性

「お待たせいたしました
龍星様」

「待ったぞ 石原さん」

「どうもすいません 」

「まぁいい 」

挨拶しよ

「あっどうも」

「龍星様の手配人の石原と
申します」

(森山 瀬里奈です 今日はすみません
お世話になります)

「あっいいえいいえ」

「行こうぜ」

家には誰もいないそう 思ってた

思ってたのに....。

ガチャッ

「あんた 帰ってきたんだ
あらっ男の子2人? やっぱり
あんた「はっ?おばさん何言ってんだよ
瀬里奈が声が出ないからって調子のってんじゃねーよ」

(必要なもの取りに来ただけだから)

「あらっごめんなさいね
もう一緒帰って来ないで
この 薄汚い女 あんたの事
一瞬も娘なんて思ったことなんて
ないわよ」


「気にすんな お前の部屋行くぞ」

1時間で片付いた

「お前 大丈夫だよな」

磁石のボートに

大丈夫 いつもの事だから
もう 一生 戻らない
一生 帰らない

「そうか 良いんだな それで」

(うん)

「じゃあ帰るか」

「龍星様 バイクで帰りになりますか?」

「おぅ」

この部屋もお世話になりました