君がくれた。



「じゃあ、何」

「……」

明らかに怪訝な表情を浮かべ此方を見つめてくる男子を、有無を言わせぬ雰囲気 で一瞥し黙らせる。 知ってるなら早く案内してほしいんだけど。それにしても銀髪って、こんな髪の色する男まだ居たんだ。凄い傷みそうなのに、短いと意外に平気なのかな。 など、気づけば当初の目的を忘れ、その太陽の光で煌めく髪色をした男子の頭をじっと見つめていた私に、男子は背を向け歩き出す。

「……はぁ、こっち」

どうやら案内してくれる気になったらしい銀髪男子の様子に、私は満足しその後ろを着いて歩く。 すると特に会話もないまま、五分もかからずに職員室へと到着した。 ……あっれぇ?マジ?こんな近いとかちょっと、いやかなり恥ずかしいんですけど。 背を向けたまま立ち止まっている銀髪君に視線を向け、表情を確認するも特に気にしてないようなので、私は案内してくれたお礼を告げさっさと職員室へ入ったのだった。