君がくれた。


裏門から正門へと回り、校舎に向かうもバカ校だからか早めに登校している生徒の姿はあまりない。 とりあえず校舎の中へ入ると自分の下駄箱の場所がわからないので、適当な空いてる所へ靴を置き職員室へ向かう。 明確な位置はわからないが、適当に探せばその内見つかるだろう。

そうやって、校舎をうろついて10分が過ぎた頃。

「…見つからないってどーゆーことよ。 つか、ここどこ。校舎無駄に広すぎ…」

なかなか見つからない職員室に、探し回るのが面倒になってきた私は、適当にその辺を歩いている生徒を捕まえて連れてって貰う事にした。

「…あ。ねぇ、ちょっと!そこの男子! 職員室まで連れてって欲しいんだけど」

「は…?」

丁度よく目の前へ通りかかった男子に、私は躊躇いなく声をかける。 突然知らない相手から声をかけられた事に驚いたのか、銀髪の男子はこっちを見て固まっている。

「だから、職員室」

「…いや、それは聞こえてるけど」