君がくれた。


「……大河、その女がお前の言うとった子か?」

「ん?ああ、そうだったな。紹介するぜ。前にお前らにも話したけど、コイツが俺に失礼なアダ名つけて呼んでくる如月冬華ね。見掛けは美人で華奢だけど、その辺の男共なら余裕で倒せちゃうような子なんで気を付けるように」

「はあ…?」

「まあこれからちょくちょく顔を合わせる機会も増えてくだろうし、仲良くな~」

「ちょっと大河、その紹介の仕方はどうなのよ。か弱い女子を前にして、失礼な事言い過ぎでしょ?」

「はぁ?嘘なんかついてね…って、うわ!ちょ、悪かった。俺が悪かったです!だから、んな今にもキレそうな目で睨むなよっ!美人が怒ると、凄みが増して余計怖いぞー?!」

「フォローになってないから、それ」

大河のふざけた言動に素早い動作で右膝を上げると、その爪先へと踵を落とした。勿論、それなりに手加減して。さすがに初対面の人が居る所で、これ以上乱暴出来ないし。

「イッテェ!今の結構マジなやつじゃん、冬華!」

「なにが?」