奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~

私は携帯を取り出し、急いで110と番号を押した。


そしてまるで黄門様にでもなったかのように、携帯の画面を男子高校生に見せた。



「この番号に連絡したらどこに繋がるか分かるよね?」

「ッッ!?」

「その制服って有名な進学校の制服でしょ?いい学校に行ってても警察沙汰を起こしたら将来がパァだね」



内心かなりハラハラしていた。


心臓が痛いくらい暴れてる。


通話を押す前に体を押さえつけられたら?


叫んでも誰も気付いてくれなかったら?


どうしよう……怖い……。



「なんかシラケた。もう行こうぜ」



グループの1人がそう言って歩き出すと、残りの2人も舌打ちをしてその男子高校生について公園から出て行った。


助、かったの?


携帯を持つ手が震えていた。


怖くてこんなに震えるのは久しぶりかもしれない。



「文美っっ!!」



春ちゃんの声で私はハッと我に返った。


猫ちゃん!!


私はぐったりしている猫ちゃんを抱き上げ、急いで病院へ向かった。