薬指に光るシルバーの結婚指輪は、速水さんの大人の色気を更に倍増させている様だ。
「あっ!!」
速水さんはリボンを結ぶ手を止め、驚いた顔で私を見下ろした。
「突然大声なんて出してどうしたの?」
「すみませんッッ私昨日速水さんに封筒を届けに行く途中だったんですッッ。ふ、封筒探してきますッッ!!」
雄の事で頭が一杯で封筒の事すっかり忘れてた。
なくなってなければいいんだけどっ。
慌てて部屋を飛び出そうとしたら、腕を掴まれ足を止めた。
「封筒なら受け取ったから大丈夫よ」
「えっ!?」
誰から?
封筒には誰宛のものかなんて記載されてなかったはずだけど……。
「広報部の日下部さんが鈴川さんの事を言いに来てくれて、その時に彼が封筒を持ってたのよ」
「そう、だったんですね……」
日下部さんって名前を聞いても彼の顔じゃなく、最早ニンニクしか浮かばない……。
相手は雄で、しかもニンニクマンだとしても、人としてお礼に行くべきだよね……。
「あっ!!」
速水さんはリボンを結ぶ手を止め、驚いた顔で私を見下ろした。
「突然大声なんて出してどうしたの?」
「すみませんッッ私昨日速水さんに封筒を届けに行く途中だったんですッッ。ふ、封筒探してきますッッ!!」
雄の事で頭が一杯で封筒の事すっかり忘れてた。
なくなってなければいいんだけどっ。
慌てて部屋を飛び出そうとしたら、腕を掴まれ足を止めた。
「封筒なら受け取ったから大丈夫よ」
「えっ!?」
誰から?
封筒には誰宛のものかなんて記載されてなかったはずだけど……。
「広報部の日下部さんが鈴川さんの事を言いに来てくれて、その時に彼が封筒を持ってたのよ」
「そう、だったんですね……」
日下部さんって名前を聞いても彼の顔じゃなく、最早ニンニクしか浮かばない……。
相手は雄で、しかもニンニクマンだとしても、人としてお礼に行くべきだよね……。


