奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~

あー……若干逆上せたかもぉ……。


お風呂で康ちゃんと遊んでいたら、頭に角を生やしたお姉ちゃんがドスドスと粗っぽい足音を立てながら乗り込んできた。


あまりにも怖くて手に持っていたアヒルの水鉄砲を咄嗟に後ろに隠してしまった。


そりゃ1時間以上もお風呂に入ってたら怒るよね。


早く帰んなきゃ康ちゃんの寝る時間が遅くなっちゃうしね。


それにしても自分のベッドって何でこんなに落ち着くんだろう。


体勢を変え様と体を横に向けると、すぐ目の前に雄の顔……。


……お、す?



「ッッーーーー!?」



思わず叫びそうになった私の唇は何故か動かなかった。


唇だけじゃない。


体も動かない。


声も出ない……。


これって……金縛りッッ!?


えっ……金縛りって寝てなくてもなっちゃうもんなの!?


目の前の雄はニヤリと笑みを浮かべた。


近いんだよッッ!!


絶対こいつのせいだぁぁぁ!!